得点は「ペナルティエリアの幅」から生まれる
ボランチのディフェンスのポジショニングとして大事なこと。
「ペナルティエリアの幅にいなければいけない」というのがある。
それはボランチが「バイタルエリア」にポジショニングするのが重要だからだ。
バイタルエリアとは、ペナルティエリアの幅の中のDFラインとボランチの間にできるスペースのこと。ここはサッカーで最も得点につながりやすいエリアと言われている。
バイタルエリアが得点につながりやすいのは、攻撃の選択肢が無数に存在するからだ。選手が前を向きやすくなり、自分でドリブルで切り込んでいく、ミドルシュートを放つ、DFの背後へのスルーパスやワンツーを狙ってもいい。守備をする側は選択肢が多い分、読みづらい。
ゴールのある真ん中を固めよ
バイタルエリアを相手に使われないようにするには、バイタルエリアをなくしてしまうのが、最も効率がいい。ヨーロッパリーグの守備重視のリーグ、チームはDFライン+ボランチをゴール前、ペナルティエリアの幅の中に集めて壁を作ってしまう。
当たり前の話だが、サッカーのゴールがあるのはフィールドの真ん中。サイドを崩されようが、パスを縦横無尽に回せれようが、最後に点を取るためにはボールがゴールのある真ん中にくる。
だからこと、真ん中を固める必要があるのである。世界最高峰のサッカークラブ「バルセロナ」のような超攻撃的パスサッカーを標榜するチームでも中央を固められると非常に攻めづらい様をよくみる。
もし、ボランチがバイタルエリアにぽっかり穴を空けてしまうと、即失点につながるケースも珍しくない。ただ、サイドで味方の選手がドリブルなどで抜かれたとき、カバーにいくケースもあるだろう。その時は他の選手にカバーしてもらうといった対応などケースバイケースの対応も必要になるため、チーム内でルールを決めておかなけらばならない。