マンツーマンの基本姿勢
ボランチにとってマンツーマンで守る機会は非常に多い。
ボランチは最終ラインのフィルター役だ。
1対1に強ければ強いほど、最終ラインの負担が少なくなる。
それによって点を取られるリスクも当然少なくなる。
サッカーは1点の重みが大きいスポーツだ。危険な芽を1つまた1つ摘むことで
勝利への可能性を大きくなる。
ここではマンツーマンで守る基本姿勢について話をする。
まず、相手に対し45度傾斜で向くこと。
足は前後にし(利き足にこだわらなくてもいい)、少し開く。
これは股の間を通されることを減らし、もし抜かれた時も振り返って追い付きやすくするためだ。
つまりすでに走る姿勢になっているので、対応が楽だし、速い。
基本姿勢のポイント
体重は80%くらい後ろ重心。
その方がいろんなアクションやリアクションに対し体全体のバランスを保ちやすいし、
前述したように、抜かれてもターンしての対応がしやすい。
体の向け方は特に決まりはないが、自分に合った方向に向ければいい。
基本的には利き足で対応する形がやりやすい人が多いと思うが、
そうじゃない人もいる。
自分にあったやり方を模索してほしい。
気づいていない人が多いが、ディフェンスにも好きなサイドと苦手なサイドがある。
それは経験を増やす中でわかってくると思う。